2008年 02月 14日
いよいよ第2回東京マラソンまで3日 |
去年、あるランニング雑誌に
第1回東京マラソンに参加した東京在住外国人3人の
興味深い座談会が掲載されていたんですが
まず、日本は世界中で類まれにマラソン好きの特殊なお国柄なんだとか。

もちろん、市民マラソンの数や規模やジョギング人口でいえば
まだまだ、アメリカなんかには全く太刀打ちできないけど
日本の何がすごいかというと
シーズンになると毎週、駅伝やらマラソン大会やら、
必ずどこかのテレビ局が全国ネットで生中継し
それを、マラソン経験者やジョギング経験者が見るならまだしも
全く経験したことがない人が、2、3時間ずっとテレビにかじりついて応援し
選手の走りと自分の人生と重ね合わせたりなんかして
挙げ句の果てに「忍耐」「我慢」「努力」なんていう日本人が大好きな言葉とくっつけて
感動ドラマに作り上げちゃう(笑)
そして、ランナーやランニングに敬意を払ってくれる・・・
これは、海外ではまず、あり得ない現象なんだとか。
理由として、まず、例えばアメリカでは市民ランナーは充実していても
オリンピックの上位を独占するような国民的ランナーは、今は排出されていないので
エリートランナーが走るマラソン大会を全米メディアが放送し続けることはない。
それから、もう一つの理由として国民性や文化の違いなのか
アメリカ人に関わらず海外では、自分が参加するならまだしも
赤の他人が、ただひたすら走る姿にはスポーツ的な面白みも感じないし、
そもそも、他人より自分が中心・・・という欧米的な気質では
市民レベルのマラソン大会が特別な敬意を持って見られることはないし
ましてや、高視聴率をとる娯楽になることもないんだとか(笑)
それから、座談会でもう一つ面白いことが話題になってたんですが
マラソンの距離を小数点以下3桁まで正しく云える国民は
おそらく世界中で日本人だけなんだとか(笑)
それから、市民レベルのランナーが高機能のウエアやグッズにこだわったり
最近は女性を中心にとてもファッショナブルなのも日本独特。
確かに向こうのかたって、大会当日でさえ
よれよれの短パンに綿Tシャツだったりですもんね(苦笑)。
そうそう、それから、「○○走遊会」とか「○○ジョギングクラブ」など
海外にもあるにはあるのだけど、
個人で走るマラソンなのに、みんなで頑張ろう!みたいに協力しあうのも
日本ならではなんだとか。
とにかく、興味があればとことん「極める」日本のマラソン文化は非常に独特なものがあって
逆にそういう文化は、
海外から来たマラソン好きな外国人にとっては非常に嬉しいことなんだとか。
今まで海外の大規模なマラソン大会を羨ましがってきた私から見て
これらの発言は、とにかく眼からウロコ!
そういうわけで、去年、初めての東京マラソンが大いに盛り上がったのも、
こういう特殊文化ならではの当然の成り行きだったんですネ。
そして、「日本人のマラソン好き」は、奇異だったり、やり過ぎな部分もありはしても
基本的に、大いに誇りに思うべき文化なのかなあと。
写真の『東京マラソン』という本は
東京マラソンの実現のために何年間にも渡って奔走してきた
都庁の職員であり、大会の実務責任者であった筆者が、大会成功への舞台裏を明したもの。
残念ながら、ご本人がマラソン未経験者ということもあって
市民ランナー目線で読むと、ちょっとズレた言及があったり
いかにも役人目線で語っている部分もあって、そこが気になったけど(苦笑)
いろんな壁や問題にぶつかりつつも、新しいことを開拓した気慨にはホントに感謝したいし
何回か目頭がちょっと熱くなってしまう記述もあったり。。。
そして、第2回以降の具体的な問題点に触れている部分も期待できるし興味深い。
特に、ランナー用の非常食が途中で無くなってしまった件。
対応策も今回はいろいろあるようですが
そこは東京のど真ん中を走るコース。いたるところにコンビニがあるわけで(笑)
去年もかなりのランナーが途中で利用して、お腹を満たしたり、体を温めたんだとか。
この辺り、目ざといコンビニ会社であれば、今年は商売に利用しそうな気が(笑)
ただし、ランナーの中には、どうしようもない人間もいたようで
一般の買い物客が並ぶレジを見て、
制限時間がせまってるんだから、ランナーを優先しろ・・・みたいなことを言って
かなーりひんしゅくを買ったんだって。
本にも書いてあったんですが、だったら、わざわざコンビニによるなっつーの!って感じ。
というか、基本的に5,6時間かけて走るランナーなら
自分で非常食を常備するものです!ゼリー状のとか、ブドウ糖タブレットとか。
こういうランナーがいたことには、ちょっとがっかり・・・・
それから去年、エリートランナーばかり追いかけたフジテレビの中継のあり方には
かなりブーイングがあったらしいのですが
実は雨のせいで、一般市民ランナーを撮影するはずのヘリが飛べず、
仕方なく、ああいう中継になったということも分かり、ちょっと安心。(今年は日テレですが)
そして、後日、報道されていた内容よりもずっと
銀座や浅草などの地元住民たちが好意的で協力的だったということも分かって
東京に住むものとしては、ちょっと嬉しい気分。
まあ、基本的に、東京人(江戸っ子?)も祭好きですから~♪
さーて、今年はどんなドラマが生まれるかな?
今のところ、天気予報では「晴れ」
朝の気温はかなり低いようですが
去年は厚い雲に覆われて観ることができなかった東京タワーやレインボーブリッジも
今回は綺麗に拝めそう。
走る方は、どうぞ体調を整えて、ムリせず
そして、マナーを守って、とことん楽しんでくださいネ~♪
第1回東京マラソンに参加した東京在住外国人3人の
興味深い座談会が掲載されていたんですが
まず、日本は世界中で類まれにマラソン好きの特殊なお国柄なんだとか。

もちろん、市民マラソンの数や規模やジョギング人口でいえば
まだまだ、アメリカなんかには全く太刀打ちできないけど
日本の何がすごいかというと
シーズンになると毎週、駅伝やらマラソン大会やら、
必ずどこかのテレビ局が全国ネットで生中継し
それを、マラソン経験者やジョギング経験者が見るならまだしも
全く経験したことがない人が、2、3時間ずっとテレビにかじりついて応援し
選手の走りと自分の人生と重ね合わせたりなんかして
挙げ句の果てに「忍耐」「我慢」「努力」なんていう日本人が大好きな言葉とくっつけて
感動ドラマに作り上げちゃう(笑)
そして、ランナーやランニングに敬意を払ってくれる・・・
これは、海外ではまず、あり得ない現象なんだとか。
理由として、まず、例えばアメリカでは市民ランナーは充実していても
オリンピックの上位を独占するような国民的ランナーは、今は排出されていないので
エリートランナーが走るマラソン大会を全米メディアが放送し続けることはない。
それから、もう一つの理由として国民性や文化の違いなのか
アメリカ人に関わらず海外では、自分が参加するならまだしも
赤の他人が、ただひたすら走る姿にはスポーツ的な面白みも感じないし、
そもそも、他人より自分が中心・・・という欧米的な気質では
市民レベルのマラソン大会が特別な敬意を持って見られることはないし
ましてや、高視聴率をとる娯楽になることもないんだとか(笑)
それから、座談会でもう一つ面白いことが話題になってたんですが
マラソンの距離を小数点以下3桁まで正しく云える国民は
おそらく世界中で日本人だけなんだとか(笑)
それから、市民レベルのランナーが高機能のウエアやグッズにこだわったり
最近は女性を中心にとてもファッショナブルなのも日本独特。
確かに向こうのかたって、大会当日でさえ
よれよれの短パンに綿Tシャツだったりですもんね(苦笑)。
そうそう、それから、「○○走遊会」とか「○○ジョギングクラブ」など
海外にもあるにはあるのだけど、
個人で走るマラソンなのに、みんなで頑張ろう!みたいに協力しあうのも
日本ならではなんだとか。
とにかく、興味があればとことん「極める」日本のマラソン文化は非常に独特なものがあって
逆にそういう文化は、
海外から来たマラソン好きな外国人にとっては非常に嬉しいことなんだとか。
今まで海外の大規模なマラソン大会を羨ましがってきた私から見て
これらの発言は、とにかく眼からウロコ!
そういうわけで、去年、初めての東京マラソンが大いに盛り上がったのも、
こういう特殊文化ならではの当然の成り行きだったんですネ。
そして、「日本人のマラソン好き」は、奇異だったり、やり過ぎな部分もありはしても
基本的に、大いに誇りに思うべき文化なのかなあと。
写真の『東京マラソン』という本は
東京マラソンの実現のために何年間にも渡って奔走してきた
都庁の職員であり、大会の実務責任者であった筆者が、大会成功への舞台裏を明したもの。
残念ながら、ご本人がマラソン未経験者ということもあって
市民ランナー目線で読むと、ちょっとズレた言及があったり
いかにも役人目線で語っている部分もあって、そこが気になったけど(苦笑)
いろんな壁や問題にぶつかりつつも、新しいことを開拓した気慨にはホントに感謝したいし
何回か目頭がちょっと熱くなってしまう記述もあったり。。。
そして、第2回以降の具体的な問題点に触れている部分も期待できるし興味深い。
特に、ランナー用の非常食が途中で無くなってしまった件。
対応策も今回はいろいろあるようですが
そこは東京のど真ん中を走るコース。いたるところにコンビニがあるわけで(笑)
去年もかなりのランナーが途中で利用して、お腹を満たしたり、体を温めたんだとか。
この辺り、目ざといコンビニ会社であれば、今年は商売に利用しそうな気が(笑)
ただし、ランナーの中には、どうしようもない人間もいたようで
一般の買い物客が並ぶレジを見て、
制限時間がせまってるんだから、ランナーを優先しろ・・・みたいなことを言って
かなーりひんしゅくを買ったんだって。
本にも書いてあったんですが、だったら、わざわざコンビニによるなっつーの!って感じ。
というか、基本的に5,6時間かけて走るランナーなら
自分で非常食を常備するものです!ゼリー状のとか、ブドウ糖タブレットとか。
こういうランナーがいたことには、ちょっとがっかり・・・・
それから去年、エリートランナーばかり追いかけたフジテレビの中継のあり方には
かなりブーイングがあったらしいのですが
実は雨のせいで、一般市民ランナーを撮影するはずのヘリが飛べず、
仕方なく、ああいう中継になったということも分かり、ちょっと安心。(今年は日テレですが)
そして、後日、報道されていた内容よりもずっと
銀座や浅草などの地元住民たちが好意的で協力的だったということも分かって
東京に住むものとしては、ちょっと嬉しい気分。
まあ、基本的に、東京人(江戸っ子?)も祭好きですから~♪
さーて、今年はどんなドラマが生まれるかな?
今のところ、天気予報では「晴れ」
朝の気温はかなり低いようですが
去年は厚い雲に覆われて観ることができなかった東京タワーやレインボーブリッジも
今回は綺麗に拝めそう。
走る方は、どうぞ体調を整えて、ムリせず
そして、マナーを守って、とことん楽しんでくださいネ~♪
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▲
by nekodeko_51
| 2008-02-14 23:11
| 四十女のマラソン再挑戦