2008年 04月 22日
サントリー美術館「ガレとジャポニスム」展 |
1年前にオープンした六本木の東京ミッドタウン。
混雑するところは苦手だし、行くのを封印していたんですが、
サントリー美術館でエミール・ガレの展覧会が開催されているので
お着物を着て行ってきました~。
おお。大江戸線の改札からミッドタウンに直結しているのね。これはラクチン♪
でも、意外にミッドタウン内は閑散としている印象。
まあ、平日の午前中の早い時間だから当然かもしれません。
そして、お客さんのほとんどがアジアからの観光客というのは、
最近、東京の有名スポットのどこかしこでも見る現象。
2~30年前の日本人も海外でこんな感じだったんでしょうねぇ
そしてサントリー美術館に入館すると・・・・・・激混み(泣)
せっかく早く来たのに、やはり人気のガレ。更にうわてがいっぱいいた!(苦笑)
おそらく、バスツアーかなんかで団体でやってくるんでしょうか。
ちなみに、数日前の大雨の日に、同じ展覧会を観に行った友人いわく
すごく空いていて、とても快適な環境でガレの世界にどっぷり浸れたとか。
なるほど。大雨の日に美術館・・・というのは、いい手かもね。
となると、やっぱり雨の日でも着物を着られるように特訓しなきゃ(苦笑)
で、『ガレとジャポニスム』。期待どおり、本当に素敵でした。
日本の江戸末期から明治にあたる19世紀後半。
日本のはるかかなた、フランスで日本の芸術をこよなく愛しながらも
日本に一度も来ることなく、白血病を患って生涯を終えたエミール・ガレ。
それなのに彼の作品には、「わび・さび」「もののあわれ」といった
日本文化の神髄の奥深い部分がしっかりと投影されている・・・。
見た目の繊細さや美しさだけではなく
「もの」そのものに、精神的なものを注入するといった日本の職人的な作風が
今なお、多くの日本人の心の琴線に触れてしまうんでしょうネ~。
展内は、ガレだけではなく、
ガレが影響を受けたであろう北斎をはじめとした日本の芸術家の作品や
ティファニー、バカラ、ロイヤルコペンハーゲンといった
ガレと同時期にジャポニスムに大きな影響を受けた作品が展示されていて
非常に見所も多く、興味深かったです。
展覧会を観た後は、ミッドタウン内を少しだけ散策。
情報どおり、「ジャパン・モダン」なるものをコンセプトにしたという建築や内装は
なんというか、日本人にはしっくりきて、癒されますね。
で、「THE COVER NIPPON」という
日本各地のこだわりの「日本製」の品だけを集めたというお店で
レーズン色の小振りなバッグを、つい、買ってしまいました(汗)
で、このバッグ。倉敷製で、その素材は、なんと畳縁!
持ち手部分は木製で、袋部分の素材はポリエステル製。軽くて丈夫。
ちょっと光沢もあるので、あまりカジュアル過ぎずに着物にも洋服にも合いそうかなぁと。
ところで、話が戻りますが・・・
日本各地には、たくさんのガラス工芸美術館がありますが
私が行った数少ない美術館でオススメするのが
宮城県の松島にある「藤田喬平ガラス美術館」と清里の「清里北澤美術品」。
松島のほうは、「松島一の坊」というホテル内につくられた美術館で
ホテルの広大な庭園や、松島の絶景とともにゆっくりと楽しめる
本当に満足度の高い素敵な美術館でした。
清里のほうは、ガレのほかにドーム兄弟などの作品が常時、展示されていて、
静かな環境の中で、ゆっくり、じっくりアールヌーボーの世界を堪能できます。
清里というと、一昔前は若い女の子が行くところでしたが
ちょっと足を伸ばすと、素敵な美術館がたくさん点在していますし、
北澤 美術館の近所には陶芸体験ができるところもあったりします。(10年前の話ですが)
東京の美術館は企画が充実しているので、何度行っても楽しめますが
やはり、いつ行っても混雑しているというのは、ちょっとツライ。
マーケティングが大事なのは分かりますが
美術鑑賞自体を目的にして六本木に来る人なんて、本当は一握りで
それ以外は、正直なところ、ついでに美術館も・・・という感覚なんでしょうね。
それに比べて地方の美術館の潔さといったら!
経営など問題も多いでしょうし、隣の芝生は青く見えてしまうとはいえ、
この地方の美術館の姿こそ、美術館を目的にした人たちがゆっくり楽しめるような
本来の美術館のあり方じゃないかなーと。
いつかまた、ゆっくり清里の美術館巡りなぞしてみたいなあ~~~
それから、江戸時代の絵師、引瀬金蔵の専門美術館である「絵金蔵」。
ここも気になって、気になって。いつかは絶対行きたいなあ。
混雑するところは苦手だし、行くのを封印していたんですが、
サントリー美術館でエミール・ガレの展覧会が開催されているので
お着物を着て行ってきました~。
おお。大江戸線の改札からミッドタウンに直結しているのね。これはラクチン♪
でも、意外にミッドタウン内は閑散としている印象。
まあ、平日の午前中の早い時間だから当然かもしれません。
そして、お客さんのほとんどがアジアからの観光客というのは、
最近、東京の有名スポットのどこかしこでも見る現象。
2~30年前の日本人も海外でこんな感じだったんでしょうねぇ
そしてサントリー美術館に入館すると・・・・・・激混み(泣)
せっかく早く来たのに、やはり人気のガレ。更にうわてがいっぱいいた!(苦笑)
おそらく、バスツアーかなんかで団体でやってくるんでしょうか。
ちなみに、数日前の大雨の日に、同じ展覧会を観に行った友人いわく
すごく空いていて、とても快適な環境でガレの世界にどっぷり浸れたとか。
なるほど。大雨の日に美術館・・・というのは、いい手かもね。
となると、やっぱり雨の日でも着物を着られるように特訓しなきゃ(苦笑)
で、『ガレとジャポニスム』。期待どおり、本当に素敵でした。
日本の江戸末期から明治にあたる19世紀後半。
日本のはるかかなた、フランスで日本の芸術をこよなく愛しながらも
日本に一度も来ることなく、白血病を患って生涯を終えたエミール・ガレ。
それなのに彼の作品には、「わび・さび」「もののあわれ」といった
日本文化の神髄の奥深い部分がしっかりと投影されている・・・。
見た目の繊細さや美しさだけではなく
「もの」そのものに、精神的なものを注入するといった日本の職人的な作風が
今なお、多くの日本人の心の琴線に触れてしまうんでしょうネ~。
展内は、ガレだけではなく、
ガレが影響を受けたであろう北斎をはじめとした日本の芸術家の作品や
ティファニー、バカラ、ロイヤルコペンハーゲンといった
ガレと同時期にジャポニスムに大きな影響を受けた作品が展示されていて
非常に見所も多く、興味深かったです。
展覧会を観た後は、ミッドタウン内を少しだけ散策。
情報どおり、「ジャパン・モダン」なるものをコンセプトにしたという建築や内装は
なんというか、日本人にはしっくりきて、癒されますね。
で、「THE COVER NIPPON」という
日本各地のこだわりの「日本製」の品だけを集めたというお店で
レーズン色の小振りなバッグを、つい、買ってしまいました(汗)
で、このバッグ。倉敷製で、その素材は、なんと畳縁!
持ち手部分は木製で、袋部分の素材はポリエステル製。軽くて丈夫。
ちょっと光沢もあるので、あまりカジュアル過ぎずに着物にも洋服にも合いそうかなぁと。
ところで、話が戻りますが・・・
日本各地には、たくさんのガラス工芸美術館がありますが
私が行った数少ない美術館でオススメするのが
宮城県の松島にある「藤田喬平ガラス美術館」と清里の「清里北澤美術品」。
松島のほうは、「松島一の坊」というホテル内につくられた美術館で
ホテルの広大な庭園や、松島の絶景とともにゆっくりと楽しめる
本当に満足度の高い素敵な美術館でした。
清里のほうは、ガレのほかにドーム兄弟などの作品が常時、展示されていて、
静かな環境の中で、ゆっくり、じっくりアールヌーボーの世界を堪能できます。
清里というと、一昔前は若い女の子が行くところでしたが
ちょっと足を伸ばすと、素敵な美術館がたくさん点在していますし、
北澤 美術館の近所には陶芸体験ができるところもあったりします。(10年前の話ですが)
東京の美術館は企画が充実しているので、何度行っても楽しめますが
やはり、いつ行っても混雑しているというのは、ちょっとツライ。
マーケティングが大事なのは分かりますが
美術鑑賞自体を目的にして六本木に来る人なんて、本当は一握りで
それ以外は、正直なところ、ついでに美術館も・・・という感覚なんでしょうね。
それに比べて地方の美術館の潔さといったら!
経営など問題も多いでしょうし、隣の芝生は青く見えてしまうとはいえ、
この地方の美術館の姿こそ、美術館を目的にした人たちがゆっくり楽しめるような
本来の美術館のあり方じゃないかなーと。
いつかまた、ゆっくり清里の美術館巡りなぞしてみたいなあ~~~
それから、江戸時代の絵師、引瀬金蔵の専門美術館である「絵金蔵」。
ここも気になって、気になって。いつかは絶対行きたいなあ。
by nekodeko_51
| 2008-04-22 23:17
| 音楽&海外アート