2007年 11月 17日
映画レビュー「やじきた道中 てれすこ」 |
実は、いまだ飽きもせず通ってる「歌舞伎講習」なんですが
以前、講師の方が中村勘三郎さんのことをとても褒めていたのが印象的でした。
中村勘三郎という人は、歌舞伎役者としても今や、超一級の役者だけど
歌舞伎や江戸文化と現代人との架け橋をするエンターテイナーとしても、非常に商才のある人。
頭の固い人間たちから見れば、まるで商人のごとくメディアに媚びを売っているような行動であれど
江戸時代の昔から
一級の歌舞伎役者というのは、イイ意味でも悪い意味でもこういう才能に長けていたはず。。。なのだとか。
悪い意味・・・といえば、今はエビ様がその対象になっちゃうのかな?
でも、彼も何だかんだ言われながらも歌舞伎の魅力を現代人に振り蒔いているエンターテイナーですよね。
歌舞伎大好き人間としては、勘三郎さんにも海老蔵さんにも世間の悪口雑言に負けず頑張ってほしいな。
そんなことを思いながら「やじきた道中 てれすこ」観てきました。→公式HP
お江戸大好き人間には、モー、たまんないデス、これ。
ご存じ江戸時代の滑稽本作家 十返舎一九による「東海道中膝栗毛」の
弥次郎兵衛と喜多八・・・通称、やじさんきたさんが江戸から大坂へと上っていくお話。
散りばめられた古典落語に、芸達者な役者たちの安心できる芝居ぶり。
昔も今も変わってない、日本人の滑稽ぶりやらお人好しぶりやらで笑っちゃうんだけど、
・・・最後はやっぱりホロリときてしまった。
映画を観たというより、まるで上質な小噺を目の前で聴いたような気分。
終わり方も、ちょっと物足りないかな・・・と思うぐらいの後腐れのないさっぱりしたしめ方。
最後の最後までコッテリ見せないところは、まさに歌舞伎だね。
でも、まだ大坂に到着してませんが・・・もしかして、これは続編あり・・・かな?
キョンキョン!アイドルから本格的な女優さんに見事に成長したねぇ!
それから狸くん。お父さんにそっくり!
文化庁なり江戸東京博物館なりの庇護のもとに時代考証もばっちり。
その上で、歌舞伎と落語と江戸文化を見事にコラボして、
それを映画という現代の肩の力の抜けたエンターテインメントに昇華させた関係者に乾杯~~!
以前、講師の方が中村勘三郎さんのことをとても褒めていたのが印象的でした。
中村勘三郎という人は、歌舞伎役者としても今や、超一級の役者だけど
歌舞伎や江戸文化と現代人との架け橋をするエンターテイナーとしても、非常に商才のある人。
頭の固い人間たちから見れば、まるで商人のごとくメディアに媚びを売っているような行動であれど
江戸時代の昔から
一級の歌舞伎役者というのは、イイ意味でも悪い意味でもこういう才能に長けていたはず。。。なのだとか。
悪い意味・・・といえば、今はエビ様がその対象になっちゃうのかな?
でも、彼も何だかんだ言われながらも歌舞伎の魅力を現代人に振り蒔いているエンターテイナーですよね。
歌舞伎大好き人間としては、勘三郎さんにも海老蔵さんにも世間の悪口雑言に負けず頑張ってほしいな。
そんなことを思いながら「やじきた道中 てれすこ」観てきました。→公式HP
お江戸大好き人間には、モー、たまんないデス、これ。
ご存じ江戸時代の滑稽本作家 十返舎一九による「東海道中膝栗毛」の
弥次郎兵衛と喜多八・・・通称、やじさんきたさんが江戸から大坂へと上っていくお話。
散りばめられた古典落語に、芸達者な役者たちの安心できる芝居ぶり。
昔も今も変わってない、日本人の滑稽ぶりやらお人好しぶりやらで笑っちゃうんだけど、
・・・最後はやっぱりホロリときてしまった。
映画を観たというより、まるで上質な小噺を目の前で聴いたような気分。
終わり方も、ちょっと物足りないかな・・・と思うぐらいの後腐れのないさっぱりしたしめ方。
最後の最後までコッテリ見せないところは、まさに歌舞伎だね。
でも、まだ大坂に到着してませんが・・・もしかして、これは続編あり・・・かな?
キョンキョン!アイドルから本格的な女優さんに見事に成長したねぇ!
それから狸くん。お父さんにそっくり!
文化庁なり江戸東京博物館なりの庇護のもとに時代考証もばっちり。
その上で、歌舞伎と落語と江戸文化を見事にコラボして、
それを映画という現代の肩の力の抜けたエンターテインメントに昇華させた関係者に乾杯~~!
by nekodeko_51
| 2007-11-17 07:08
| 映画レビュー