2007年 01月 25日
ドラマ:大河ドラマ「新選組!」第3回 母は家出する(再放送) |
ときは1857年(安政5)
勇25才、トシは24才。
友人の坂本龍馬や橋本左内が時勢に詳しいのに、勇は少しも理解することができない。
その上、家の小さな問題に巻き込まれて、なかなか彼らと話ができずにいた。
歳三は我流で腕をみがいていたらしい。道場破りをやっては、騙して儲けていたのだった。
しかし
勇は義母のふねの冷たい言葉によって、
農民の出身の自分が武家の養子になったところで
所詮、出自は死ぬまで替えられないことを実感する。
歳三は、このまま薬売りをやって一生を終えることに
「何かが違う」と痛切に感じる。
「俺は武士よりも武士らしくなってみせる。
武士の心を持った百姓になってみせる」
「侍にはなれないぞ」
「侍らしくはなれるんだろ」
「ああ」
「どっちにしても、俺には同じことだ」
幕末のころの日本は、戦国時代の終焉から400年。
武士といっても名ばかりの府抜けた侍が世では当たり前でした。
刀は腰の飾り物。
切腹も、扇子で切るマネをしただけで介錯してもらっていたそうです。
剣道も、江戸で主流なのは、勇の「天然理心流」のような実際の戦い向きの泥臭い流派よりは
華やかな魅せる流派が流行だったということです。
しかし、本当の武士になれなかった近藤勇と土方歳三は、
この「武士らしくありたい」という気持ちを胸に、
ゆくゆく京の都を震え上がらせる「新選組」という武装集団を作り上げ
本来の「武士」に立ち返るような厳しい掟の元に組を統制していきます。
彼らにとって新選組は、まさに「武士らしい」証しだったわけですね。
勇25才、トシは24才。
友人の坂本龍馬や橋本左内が時勢に詳しいのに、勇は少しも理解することができない。
その上、家の小さな問題に巻き込まれて、なかなか彼らと話ができずにいた。
歳三は我流で腕をみがいていたらしい。道場破りをやっては、騙して儲けていたのだった。
しかし
勇は義母のふねの冷たい言葉によって、
農民の出身の自分が武家の養子になったところで
所詮、出自は死ぬまで替えられないことを実感する。
歳三は、このまま薬売りをやって一生を終えることに
「何かが違う」と痛切に感じる。
「俺は武士よりも武士らしくなってみせる。
武士の心を持った百姓になってみせる」
「侍にはなれないぞ」
「侍らしくはなれるんだろ」
「ああ」
「どっちにしても、俺には同じことだ」
幕末のころの日本は、戦国時代の終焉から400年。
武士といっても名ばかりの府抜けた侍が世では当たり前でした。
刀は腰の飾り物。
切腹も、扇子で切るマネをしただけで介錯してもらっていたそうです。
剣道も、江戸で主流なのは、勇の「天然理心流」のような実際の戦い向きの泥臭い流派よりは
華やかな魅せる流派が流行だったということです。
しかし、本当の武士になれなかった近藤勇と土方歳三は、
この「武士らしくありたい」という気持ちを胸に、
ゆくゆく京の都を震え上がらせる「新選組」という武装集団を作り上げ
本来の「武士」に立ち返るような厳しい掟の元に組を統制していきます。
彼らにとって新選組は、まさに「武士らしい」証しだったわけですね。
by nekodeko_51
| 2007-01-25 08:03
| 時代劇&大河