2006年 10月 26日
音楽:モーツァルト「ジュピター」 |
クラシックおたくを、通称「クラオタ」って言うんですね。
今回「のだめ」ドラマを通して、いろいろなブログを観させていただいたんですけど
すごく、クラシックに詳しい方々もいたりしてびっくり。
中には実際にオーケストラやブラスバンドの経験者もいるようで
読んでいて、なかなか勉強になります。
私は「クラオタ」ほどではないけれど、
学校の環境や、クラシック好きの父の影響もあって
小さいころから違和感なくクラシックを受け入れることができました。
私自身、4歳ぐらいから小学2年生までピアノを習っていたのですが、
練習が大嫌いで上達せず、
確かブルクミューラーの教本に入る前のある日、先生に
「手が小さいから、これ以上は無理だと思うのね。お母さんに相談してみなさい」
って言われました。
つまりは、先生に拒絶されたんです(笑)
今思うと、もったいないなあと思います。「のだめ」なんて見ると、益々(笑)。
それで、
出来の悪い姉のかわりに、今度は妹が親の餌食に・・・(笑)
父親の趣味でむりやり、中学のオーケストラ部に入部させられた妹は、
体がすごく小さかったのに、チェロをやることになってしまいました。
というか、ヴァイオリンなどのメインで華のあるパートというのは、
個人的に習っていたり、経験者がやるのがほとんどで
妹のような楽器未経験者というのは、どうしても人気のないパートにあてられてしまうわけです。
まあ、今でこそ、チェロは人気があるのかもしれませんが、
あの時代、中学生の少女たちにとってチェロやコントラバスは、あり得ないパートだったようで(笑)
それに我が家は、たかが部活動に使う楽器を買うほど、金持ちではなかったので
チェロは学校から借りることに。
片手には学生鞄を持ちながら、もう片方にチェロをえっちらほっちら担いで、
電車に乗って、毎日学校へ妹は通ったのです・・・・(まさに「のだめ」の佐久桜ちゃん状態・苦笑)
私はというと、毎日、家でヘタなチェロの音色を聞かされるはめに。
ヴァイオリンやピアノと違って、主旋律になることが少ないチェロのパートというのは、
単調なメロディが多いんですよね。
だから、最初のころは、何の曲を弾いているのか検討もつかず、
そのヘタさかげんと相まって、聞いていて飽きてしまうのですが
妹の技術が向上するうちに、聞いている私のほうも、なぜかチェロの音色に愛着が。
そして、学校内の発表会で、妹の練習していた曲を初めて耳にしたのです。
モーツァルトの「ジュピター」。交響曲41番。
あんな単調なチェロの旋律が、これだけのオーケストラになると
何とすばらしいメロディの一部として存在するのか!
聞いたとたんに涙が出ました。
中学生ながらも心が震えましたねぇ。
今でも、「ジュピター」を聞くと
脳内でチェロパートの旋律が流れてきます。
「のだめ」の原作ではなかったセリフだと思うのですが
ドラマで、真澄ちゃんや千秋が「音楽っていいなあ」「オーケストラっていいなあ」
って言ってますよね。
あれを心から言える、演奏者たちというのは本当にうらやましいと思います。
でも
そう思いながら演奏する人たちの音楽に生で触れられることができる
私たちの境遇も有り難いなあって、心から思いますね。
ちょっと前までは、クラシックファンなんていうと、お堅いイメージもあるので、
口にも出せませんでしたけど
「のだめ」漫画のおかげで、クラシックの心地よさを分かち合える人が増えたのは
本当に嬉しいです。
ただし、音楽って何でもそうですけど(音楽だけに限らず)
やはり、クラシックも「生」につきるんですよね。
ホールに反響して耳に届く音色の響きも
さざ波のような、規則正しく動く弓の動きも
マエストロのほとばしる汗も
打ち震えるほどの感動が味わえるのは、やはり「生」ならではなんですよね。
これからも機会があったら、
生演奏をまた聞きにいきたいなあと思っています。
(とはいえ、先立つものが。。。苦笑)
今回「のだめ」ドラマを通して、いろいろなブログを観させていただいたんですけど
すごく、クラシックに詳しい方々もいたりしてびっくり。
中には実際にオーケストラやブラスバンドの経験者もいるようで
読んでいて、なかなか勉強になります。
私は「クラオタ」ほどではないけれど、
学校の環境や、クラシック好きの父の影響もあって
小さいころから違和感なくクラシックを受け入れることができました。
私自身、4歳ぐらいから小学2年生までピアノを習っていたのですが、
練習が大嫌いで上達せず、
確かブルクミューラーの教本に入る前のある日、先生に
「手が小さいから、これ以上は無理だと思うのね。お母さんに相談してみなさい」
って言われました。
つまりは、先生に拒絶されたんです(笑)
今思うと、もったいないなあと思います。「のだめ」なんて見ると、益々(笑)。
それで、
出来の悪い姉のかわりに、今度は妹が親の餌食に・・・(笑)
父親の趣味でむりやり、中学のオーケストラ部に入部させられた妹は、
体がすごく小さかったのに、チェロをやることになってしまいました。
というか、ヴァイオリンなどのメインで華のあるパートというのは、
個人的に習っていたり、経験者がやるのがほとんどで
妹のような楽器未経験者というのは、どうしても人気のないパートにあてられてしまうわけです。
まあ、今でこそ、チェロは人気があるのかもしれませんが、
あの時代、中学生の少女たちにとってチェロやコントラバスは、あり得ないパートだったようで(笑)
それに我が家は、たかが部活動に使う楽器を買うほど、金持ちではなかったので
チェロは学校から借りることに。
片手には学生鞄を持ちながら、もう片方にチェロをえっちらほっちら担いで、
電車に乗って、毎日学校へ妹は通ったのです・・・・(まさに「のだめ」の佐久桜ちゃん状態・苦笑)
私はというと、毎日、家でヘタなチェロの音色を聞かされるはめに。
ヴァイオリンやピアノと違って、主旋律になることが少ないチェロのパートというのは、
単調なメロディが多いんですよね。
だから、最初のころは、何の曲を弾いているのか検討もつかず、
そのヘタさかげんと相まって、聞いていて飽きてしまうのですが
妹の技術が向上するうちに、聞いている私のほうも、なぜかチェロの音色に愛着が。
そして、学校内の発表会で、妹の練習していた曲を初めて耳にしたのです。
モーツァルトの「ジュピター」。交響曲41番。
あんな単調なチェロの旋律が、これだけのオーケストラになると
何とすばらしいメロディの一部として存在するのか!
聞いたとたんに涙が出ました。
中学生ながらも心が震えましたねぇ。
今でも、「ジュピター」を聞くと
脳内でチェロパートの旋律が流れてきます。
「のだめ」の原作ではなかったセリフだと思うのですが
ドラマで、真澄ちゃんや千秋が「音楽っていいなあ」「オーケストラっていいなあ」
って言ってますよね。
あれを心から言える、演奏者たちというのは本当にうらやましいと思います。
でも
そう思いながら演奏する人たちの音楽に生で触れられることができる
私たちの境遇も有り難いなあって、心から思いますね。
ちょっと前までは、クラシックファンなんていうと、お堅いイメージもあるので、
口にも出せませんでしたけど
「のだめ」漫画のおかげで、クラシックの心地よさを分かち合える人が増えたのは
本当に嬉しいです。
ただし、音楽って何でもそうですけど(音楽だけに限らず)
やはり、クラシックも「生」につきるんですよね。
ホールに反響して耳に届く音色の響きも
さざ波のような、規則正しく動く弓の動きも
マエストロのほとばしる汗も
打ち震えるほどの感動が味わえるのは、やはり「生」ならではなんですよね。
これからも機会があったら、
生演奏をまた聞きにいきたいなあと思っています。
(とはいえ、先立つものが。。。苦笑)
by nekodeko_51
| 2006-10-26 11:21
| 音楽&海外アート