帯の仕立て |
帯の仕立て1本と
中古帯の仕立て直し1本をお願いしていたのですが
本日、出来上がったものが届きました~
まず、ガード加工と仕立てをお願いしていた九寸名古屋帯。博多織りです。
反物は、大手のネット呉服屋さんで定価の半額で売っていたものが、
別の大手ショップでさらに約半額になってました。
いったい呉服業界って、どうなってるんでしょうかぁ?
今年の冬は、長着はなるべく買わないようにするつもり。
そのかわり帯はあまり持っていないので
使い回しがよくて締めやすくて、手頃な値段のがあれば1本欲しいなあと。
で、柄も好みだったので思い切って購入しました。
ところで、名古屋帯の仕立てにもいろいろ種類があって
まず、「手仕立て」というのは、
手先からお太鼓近くまでの胴に巻く部分が
全部半分に折られて、かがられている仕立てのこと。
これが一番一般的だそうで。
「松葉仕立て」は
手先15センチくらいから38センチくらいまでにかけて、半分にかがられている仕立てのこと。
そして「平仕立て」は
手先と垂れだけが始末されて、全てが開いた状態の仕立てのこと・・・なのだそうで。
私、こういう仕立ての種類が全く分からず・・・恥
かえってカクマさんにいろいろ教えていただきました。(ありがとうございました~!)
ちなみに私は「松葉仕立て」で38センチまでかがっていただくことに。
で、もう1本は、クリーニングと、文化帯(作り帯)への仕立て直しをお願いした
八寸名古屋帯。中古の博多帯です。
実はこの帯は、まだまだ着物に着慣れていなかったころに
私にとっては、中古としてはかなり高額な8,000円で
ネットショップで衝動買いしてしまったのですが
実際、家に届いた現物を見て、かなり落胆・・・
おそらく、帯の最初の使用者が、中途半端な仕立ての状態で使っていたようで
裏側のわたり糸がそのまま剥き出しで
一部は糸が突っ張ってしまって、表の生地までよれてしまっていました。
その上、全体的にぼんやりと薄汚れていて、何となく、くたびれた印象。
で、どうしたものか・・・と、結局、今まで使わずにいたのですが
せっかく巡り逢った帯ですし、このまま使わないのは残念なので
本で知ったカクマさんにお願いしてみたのでした。
それで、この際・・・と思って指定したのが文化帯(つくり帯)です。
胴に巻く前帯部分と、お太鼓部分が分かれていて
前帯をぐるっと巻いて、紐で留めたら
元から一重に形作られているお太鼓を背中に背負うだけ!
帯を締める手間が省けて、チョーらくちん。
ちなみに今回、2本の帯にかかった代金は2万ちょっと。(他業者に比べたらかなり安い!)
どう使ったらいいか困っていた帯が
こんなに便利な帯に変身して日の目を見るとは~♪
ちょっとスッキリした気分です。
あれ?どっちの帯も柄は鳥ですね。私、鳥好きかも?
それにしてもカクマさん、お孫さんが2人いらっしゃるのだそうで!
写真を見る限り、そんなふうには見えないなあ~