お江戸日本に花火あり |
日中は気温が上がらず過ごしやすかった。
昨夜なんて、部屋中の窓を全開にすると寒いぐらい。
ダンナに合わせて窓は開けて寝たけど、
久しぶりに長袖シャツと長パンツを着てちょうどよかった。
今朝も涼しい~~!
ずっと、こんな夏だったらサイコーなんだけどなー!
ところで、おととい、オリンピックの長過ぎる行進に飽きてチャンネルをかえたら
ちょうど『美の壺』が始まるところだった。
テーマは「花火」(アンコール放送)
日本で最初に庶民の前で花火が打ち上げられたのは、
広重の絵で有名な両国花火。今の隅田川花火。
元々は、そのころ飢饉と疫病が流行っていた江戸で
厄よけの意味を込めて打ち上げられたのが最初の意味合いであったとか。
そして
今では夏になると、全国各地どこかで毎日打ち上げられる花火であるが
江戸時代は、大阪や京都などの上方ではあまり好まれなかったのだとか。
どっかーーんと華々しく打ち上げられ、瞬く間に消えて形の残らない花火。
江戸っ子の心には粋に映った反面
歴史と伝統がしっかりと形で残る京都や、
儲からないことには気が乗らない大阪商人の気質には合わなかったのかもしれない。
そういえば、別の番組で観たのだが
一見、簡単そうに見えるハート型や動物の顔をかたどったカワイイ打ち上げ花火も
実はものすごく難しい技術と経験がないと、きれいな形で打ち上げられないのだとか。
そのため、今は世界中で行われるセレモニーで
日本の花火と花火師が引っ張りだこなのだそうで。
おとといの北京オリンピック開会式で打ち上げられた
ユニークな「足形」花火や「スマイル」花火。
おそらく、あれも日本の花火師が関わってるのだろうなあ。