松竹大歌舞伎東コース@練馬文化センター |
でも、結局、最後までチケット手に入らず(泣)
その代わりと言っちゃ、亀治郎さんとご贔屓さんに申し訳ないのですが
地元にやってきた東コースの千秋楽の夜の部を観に行ってきました。
席は2等席。2階の東側。
そして、この日はいろいろと予定が詰まっていて
残念ながら着物を着られる状況じゃなかったので洋装で。
多くはないけど、素敵な着物姿の人もチラホラ。
それぞれ涼やかな着物で、とってもステキでした~。
にしても亀治郎さんは、やっぱりうまい!
踊っても、芝居をしても!
「操り三番叟」の人形役なんて、いったいどうなっちゃってるのさ。
舞台から遠かったので、オペラグラスで観ないかぎりは
本当に操り人形にしか見えないんですけど。。
イヤホンガイドで言ってたけど
すごく力を入れない動きに見えるけど、
ものすごく足腰が強くないと、あの動きはできないんだとか。
そして「弁天娘女男白浪」つまり白浪五人男の有名な二幕。
5月に観た菊五郎さんの弁天小僧は言わずもがなでしたが
亀治郎さんの弁天小僧は間違いなく、
菊五郎さんの次世代を担う弁天小僧だと思うな。
にしても・・・
ちょっと残念だったのは、ホールの形状が歌舞伎向きじゃなかったこと。
私が座った席は、何も遮るものがなく舞台を観ることができたのですが
形状が縦長なので2階席だというのに遠い、遠い(泣)
おそらく歌舞伎座の3階席よりも遠いのでは。
まあ、チケット代もそのあたりを考慮して
2等席の値段が、歌舞伎座の3階席と同じ4500円だったのですが
やっぱり歌舞伎座が好きな私としては、同じ金額を出すなら
やっぱり歌舞伎座の3階席がいいなあ~~。
とはいえ、なかなか東銀座まで足を伸ばすことができない人にとっては
こんな有り難いことはないですよね。
拍手の多さや、素直な反応は、むしろ歌舞伎座より温かかったかも。
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で、ちょっと時間がたってしまったのですが
ずっと観たいと思ってた玉サマの『ふるあめりかに袖はぬらさじ』シネマ歌舞伎も
やっとのことで丸の内ピカデリーで観てきました~~~!
いや~~~好評だったのは知ってますが
やっぱり面白かった!笑った笑った!
舞台を生ではなくて、スクリーンで3時間近く観て
全く長さを感じさせないって、すごいことですよね~。
玉サマって、ホント、すごいわ。
だってさ、歌舞伎じゃなくて、普通の新劇だよ。
その新劇で男が女を演じて、全く男を感じさせないって、それ、すごいことだよねー。
それから彌十郎さんのアメリカ人役(役の名前忘れた・・・)。
ホントに外国人みたいで笑ったワ。彌十郎さん、英語っぽいセリフがうまい!(笑)
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で、秋以降の歌舞伎公演も目白押しですが、私がチェックしてるのは・・・
まずは、九月に新橋演舞場で行われる海老サマと亀治郎さんと時蔵さんの公演。
その中でも私が注目してるのは、夜の部の鶴屋南北作『かさね』であります。
『かさね』についてはこちらで分かりやすく説明されてます。
実は以前、仁左衛門さま(孝夫時代ね)&玉三郎サマコンビで
テレビで『かさね』を観たことがあるんですが
とにかく美しい!そして妖艶でエロチックで刹那的で、そして恐いのに、どこか可笑しい。
テレビだというのに、いい意味でゾクゾクしてしまったのです。
これも江戸歌舞伎のいいところが凝縮されていて
歌舞伎初心者向きで見やすい演目だと思います。
そして今回は何と言っても!海老サマの色悪!!!
キャーーーー!待ってましたぁ。観るっきゃない!
2006年にロンドン公演で大好評だったそうで、
海老サマの美しさと、亀治郎さんの迫真の演技にロンドンっ子も大感激したんだとか。
ということで、今回は遅まきながら凱旋公演ってこと?楽しみであります。
それから注目は10月の浅草寺境内で行われる「平成中村座」。
今回は『仮名手本忠臣蔵』を4つのプログラムに分けての通し狂言。
そして、私の目的はなんといっても贔屓の仁左衛門サマであります♪
それにしても、この構成。全部観るにはお金がかかりますので
演目を選ばなくちゃいけませんが・・・
『忠臣蔵』をお勉強しないと、選びようがないんですよね。。。
さーて。大変だわ。時代ものは。
でも、そのころにはきっと秋が深まってるころだろうし
秋の浅草。そして江戸時代の大衆文化を感じられる芝居小屋。すごく楽しみです。