2008年 03月 14日
三月大歌舞伎 夜の部 |
2月の歌舞伎レビュー、まだしてません。スミマセン。
で、3月の歌舞伎、夜の部観てきました。もちろん三等席。
着物は、籐十郎さんの家紋に合わせて梅色の江戸小紋。
帯は「娘道成寺」の黒い帯に合わせて、ウサギが飛んでる黒い帯。
持ってる着物自体が少ないので、無理矢理こじつけデス(苦笑)。
本当は桜模様の帯とか締めたくなる季節ですケドね。
それにしても、今回の三等席は着物率がすごく低くて寂しかったなぁ(泣)
3月は歌舞伎界の重鎮が多数ご出演。
何たって人間国宝の役者さんが3人。
団十郎さんも菊五郎さんも仁左衛門さんもチラシでは脇に寄せられちゃうし
左團次さんなんて、これだけ?っていうような脇役(笑)
初日のロビーには、あの元参議院議長さんをはじめ、役者の奥様方も勢揃いで
それはそれは華やかな初日だったそうです。
そのせいか、若者の役者が少ないわあ~~なーんて肩を落としていたら!
んまあ~~~!
何より圧巻だったのは藤十郎さんの「京鹿子娘道成寺」
ホントにホントに77歳ですか?このじーさん(失礼!)
真面目に十代の少女に見えるんです!(もちろん遠目からだけど・笑)
次々に変わる着物もホントにステキでしたし
いんや~~~本当にいいものを観させていただきました。
「鈴ヶ森」は・・・
うーん、うーん。
芝カンさんは、やっぱり女形の人でしょう~
で、富十郎さんは、うーん、うーん。。。
ごめんなさい。鄙びた渋さはあったけど、さすがに無理はあるでしょうに。
まあ、これも「健康を祝す演目」ということなんでしょう(汗)
最後の「江戸育お祭り佐七」は・・・
うーん。10年ぶりの演目だそうですが
この幕切れの嫌な感じが、あまり人気のない演目の理由なんでしょうね。
江戸ものの世話物狂言は大好きだけど
あまりに単純なカラクリというか、単細胞過ぎるよ!佐七ってば。
まあ、人間、愛情が絡むと、結局、こんなもんかもしれないけど。
ところで・・・
私、どうやら最近、仁左衛門さんラヴってことに気が付いてしまいました。
もちろん、あのスラッとした姿と、キリっとした涼やかなお顔も云わずもがな。
そして、なんといっても、あの声の艶っぽいこと!そしてセリフ回しのうまいこと!
いろいろ調べたら、やはり、仁左衛門さん人気の一つは
あの声と演技力なんだそうで。なるほど~~。
今回の「お祭り佐七」も、ちょっとだけしか出てこない仁左衛門さんにウキウキ。
でも、やっぱり私はチャキチャキ江戸弁の飛び交う江戸歌舞伎が好きですし、
箸より重たいものを持ったことがないという感じの(笑)
母性本能をくすぐるような、お坊ちゃん系が「男前」とされる和事よりは
腕っ節が強くて気っ風のいい、いなせな江戸前風が「男前」とされる荒事のほうが
自分の好みなんだけど
仁左右衛門さんに関しては、和事も全然、構わないデス!(苦笑)
実は3月の昼の最後の演目が和事代表の「夕霧伊左衛門 郭文章」(通称『吉田屋』)。
この主役、藤屋伊左衛門は、仁左衛門さんの当たり役なんだとか。
で、先日、歌舞伎教室で以前、歌舞伎座で演じた際のDVDを観たのですが
これが、もう、本当に面白い~~!
もろ、美形でナヨナヨ系の、見るからに運動神経なさそうなボンボン役を
本当に可愛く滑稽に演じる仁左衛門さんが、もう、サイコー。
ファンは、もう、母性本能、くすぐられっぱなしでしょう、あれじゃ。
ストーリー的には、なぜか最後にお金で片が付いてチャンチャンなんだけど(笑)
お金でカタが付くのは、上方歌舞伎の常套手段なんだそうで、
まあ、そんなことは深く考えちゃいけないのが、歌舞伎ということで(苦笑)
とにかく、昼の公演も楽しみです~。
それで
歌舞伎は4月以降も、いい役者さんと、いい演目が目白押し!
なんせ、4月は勘三郎さんと仁左衛門さんと玉三郎さんという
ノリにノリ切った役者3人が競演ということで
歌舞伎会員のチケット発売日に電話掛けまくったのですが
とうとう、1回も繋がらなかった・・・・泣
で、ネットのほうで何とか取りました。
今回、夜の部で隣に座ったご婦人とお話したんですが
そのご婦人は、どうやらゴールド会員らしいのですが、
それでも三等席の前のほうはとれず、仕方なく一等席を取ったんだとか。
で、五月は、歌舞伎座も新橋演舞場もすごい演目ですよね~~~。
歌舞伎座は「白浪五人男」の通し狂言。
新橋は「東海道四谷怪談」の通し狂言。
うぬぬ・・・・・金、ないっす。
でも、こりゃ、行くっきゃないでしょう(笑)
で、3月の歌舞伎、夜の部観てきました。もちろん三等席。
着物は、籐十郎さんの家紋に合わせて梅色の江戸小紋。
帯は「娘道成寺」の黒い帯に合わせて、ウサギが飛んでる黒い帯。
持ってる着物自体が少ないので、無理矢理こじつけデス(苦笑)。
本当は桜模様の帯とか締めたくなる季節ですケドね。
それにしても、今回の三等席は着物率がすごく低くて寂しかったなぁ(泣)
3月は歌舞伎界の重鎮が多数ご出演。
何たって人間国宝の役者さんが3人。
団十郎さんも菊五郎さんも仁左衛門さんもチラシでは脇に寄せられちゃうし
左團次さんなんて、これだけ?っていうような脇役(笑)
初日のロビーには、あの元参議院議長さんをはじめ、役者の奥様方も勢揃いで
それはそれは華やかな初日だったそうです。
そのせいか、若者の役者が少ないわあ~~なーんて肩を落としていたら!
んまあ~~~!
何より圧巻だったのは藤十郎さんの「京鹿子娘道成寺」
ホントにホントに77歳ですか?このじーさん(失礼!)
真面目に十代の少女に見えるんです!(もちろん遠目からだけど・笑)
次々に変わる着物もホントにステキでしたし
いんや~~~本当にいいものを観させていただきました。
「鈴ヶ森」は・・・
うーん、うーん。
芝カンさんは、やっぱり女形の人でしょう~
で、富十郎さんは、うーん、うーん。。。
ごめんなさい。鄙びた渋さはあったけど、さすがに無理はあるでしょうに。
まあ、これも「健康を祝す演目」ということなんでしょう(汗)
最後の「江戸育お祭り佐七」は・・・
うーん。10年ぶりの演目だそうですが
この幕切れの嫌な感じが、あまり人気のない演目の理由なんでしょうね。
江戸ものの世話物狂言は大好きだけど
あまりに単純なカラクリというか、単細胞過ぎるよ!佐七ってば。
まあ、人間、愛情が絡むと、結局、こんなもんかもしれないけど。
ところで・・・
私、どうやら最近、仁左衛門さんラヴってことに気が付いてしまいました。
もちろん、あのスラッとした姿と、キリっとした涼やかなお顔も云わずもがな。
そして、なんといっても、あの声の艶っぽいこと!そしてセリフ回しのうまいこと!
いろいろ調べたら、やはり、仁左衛門さん人気の一つは
あの声と演技力なんだそうで。なるほど~~。
今回の「お祭り佐七」も、ちょっとだけしか出てこない仁左衛門さんにウキウキ。
でも、やっぱり私はチャキチャキ江戸弁の飛び交う江戸歌舞伎が好きですし、
箸より重たいものを持ったことがないという感じの(笑)
母性本能をくすぐるような、お坊ちゃん系が「男前」とされる和事よりは
腕っ節が強くて気っ風のいい、いなせな江戸前風が「男前」とされる荒事のほうが
自分の好みなんだけど
仁左右衛門さんに関しては、和事も全然、構わないデス!(苦笑)
実は3月の昼の最後の演目が和事代表の「夕霧伊左衛門 郭文章」(通称『吉田屋』)。
この主役、藤屋伊左衛門は、仁左衛門さんの当たり役なんだとか。
で、先日、歌舞伎教室で以前、歌舞伎座で演じた際のDVDを観たのですが
これが、もう、本当に面白い~~!
もろ、美形でナヨナヨ系の、見るからに運動神経なさそうなボンボン役を
本当に可愛く滑稽に演じる仁左衛門さんが、もう、サイコー。
ファンは、もう、母性本能、くすぐられっぱなしでしょう、あれじゃ。
ストーリー的には、なぜか最後にお金で片が付いてチャンチャンなんだけど(笑)
お金でカタが付くのは、上方歌舞伎の常套手段なんだそうで、
まあ、そんなことは深く考えちゃいけないのが、歌舞伎ということで(苦笑)
とにかく、昼の公演も楽しみです~。
それで
歌舞伎は4月以降も、いい役者さんと、いい演目が目白押し!
なんせ、4月は勘三郎さんと仁左衛門さんと玉三郎さんという
ノリにノリ切った役者3人が競演ということで
歌舞伎会員のチケット発売日に電話掛けまくったのですが
とうとう、1回も繋がらなかった・・・・泣
で、ネットのほうで何とか取りました。
今回、夜の部で隣に座ったご婦人とお話したんですが
そのご婦人は、どうやらゴールド会員らしいのですが、
それでも三等席の前のほうはとれず、仕方なく一等席を取ったんだとか。
で、五月は、歌舞伎座も新橋演舞場もすごい演目ですよね~~~。
歌舞伎座は「白浪五人男」の通し狂言。
新橋は「東海道四谷怪談」の通し狂言。
うぬぬ・・・・・金、ないっす。
でも、こりゃ、行くっきゃないでしょう(笑)
by nekodeko_51
| 2008-03-14 23:46
| 歌舞伎&その他舞台