2007年 10月 14日
ミュージカル「ラスト・ファイブ・イヤーズ」 |
ミュージカルは3年ぶり。
三軒茶屋に住んでたころ
世田谷パブリックシアターに
宮本亜門さんの「ファンタスティック」を観に行って以来。
引っ越ししてからは、なかなか夜に遠出する気になれず
歌舞伎の昼の部や映画中心だったんですが
山本耕史さんが我が町へいらっしゃる!?
ってことでいても立ってもいられなくなりチケットを予約。
初めて地元のホールへ観に行ってきました~。
まずは、ついおとといテレビで観た磐音さんが
目の前にいるってことが信じられない(笑)
私の席は真ん中辺だったんだけど
小ぶりなホールなんで、彼の姿をすごく近くに感じて妙な気持ち(笑)。
で!体型が欧米人なの!
頭が小さくて、肩が張っていて、腰が小さくて、その位置が高い!
で、脚、細くて真っ直ぐで長すぎ(苦笑)
特にひざから下!普通じゃないよ、あれは。
「居眠り磐音」は姿全体を撮るときはいつも斜め上から撮るようなカメラワークが多かったけど
その理由がよく分かりましたよー。脚が長すぎて、着物が似合わなかったのかも。
で、NHKの公式HPの掲示板に
「テレビを観ていた父が、磐音さんの正座してる後ろ姿のお尻から足の裏が全部見えているのにびっくりしていました」
みたいなことを書いてらっしゃる方がいて、へ~よく観てるなあと思ったんですが
あの膝から下の長さじゃ、そうなるわな。はぁ~。
肝心のミュージカルは・・・素晴らしかったです!→2005年の初演時の映像はこちら
演じるのは山本くん演じるジェイミーと
井手麻理子さん演じるキャサリンのたった2人。
その2人が出会ってから別れるまでのラブストーリーなんですが
ジェイミーは恋に落ちるところから別れまで
キャサリンは愛の終わりから始まりを逆行するので
2人が時間軸がぴったり合って、一緒に歌うのは唯一、愛を誓い合うところだけ。
すごくシンプルでありながら、観客に訴えるのがすごく難しいはずのストーリーなのに
難易度の高いと言われるナンバーを圧倒的な2人の歌唱力で歌い上げ
観客を哀しく切ない時間の中に引き込んでしまいます。
山本くんの声が美しいことは言わずもがな。
あまり存じていなかった(すみません)井出さんの声のなんと素直で美しいこと!
彼女は元々シンガーだということで、お芝居は初めてですが
そんなことが全然気にならないくらい。全身全霊を掛けて表現されている姿に会場の空気も揺れるよう。
そして、そんな彼女とは、イイ意味で真反対なのが山本くん。
抑えるところ、力強く歌うところと、きちんと彼の中でコントロールされているような
肩から力が抜けた円熟味を増した演技と歌で余裕さえ感じられました。そして、私もウットリ(苦笑)
上演時間は1時間20分ほど。
ミュージカルとしては短いのですが、本当に濃厚な時間を過ごさせていただきました~。
ちょっと気になったのがマイク。
エコーがかかり過ぎて、特に井出さんの声が割れ気味だったのがもったいなかったなあ。
というか、こんな小ホール、2人の歌唱力ならマイクいらないぐらい(笑)
そういえば、観客の9割は女性客でした(笑)
で、年齢層は老いも若きもって感じ(笑)
ちょっと、山本くんファンの集まりみたいな空気に照れてしまいましたが(笑)
やっぱ、生声聞きたくなる気持ちは分かりますワー。
山本くんには
次世代の時代劇を引っ張る若手の時代劇スターとして育ってほしいと思っていた私ですが
舞台での彼の生き生きした姿を見ると
やはり、ここが彼の本場なのかなぁとしみじみ感じてしまいました。。
by nekodeko_51
| 2007-10-14 06:58
| 歌舞伎&その他舞台