「居眠り磐音 江戸双紙 陽炎の辻」第6話 |
しかし、我が家の相方は延期を知らず
当日、台風の中を全身びっしょりになりながら帰ってきて
第一声が
「居眠り磐音に間に合った~」
だとさ。
あらら~~ちょっとかわいそう(笑)と思う反面
かなり強引に録画を見せていたのに
そんなに毎週楽しみにしてたんか!と、胸中でほくそ笑む私・・・
実は歴史物にも時代劇にも三谷幸喜にも全く興味のない相方。
そんな彼を「新選組!」の世界に引きずり込んで
しまいには高価な本編DVD一式を買うことに成功した私デス
ふふふ・・・今回もハメテしまった。ヤッタね(笑)
それにしても今週はジーンとするシーンが多かった。
涙もろい私。いろんなところで泣いてしまいました。
ただねー。
今回、そういう泣かせるシーンが多かったせいか
反対に本格的なチャンバラシーンが少なかった。
そのせいなのかな。
前回までの、良い意味での息つく暇もない大きなうねりがなく
やや平坦というか、物足りなかった気がするんですよねー。
原作では磐音さんが浴衣姿でチャンバラするシーンもあったのに
ドラマでは「川開きの花火はつつがなく終わった」・・・って!
散々期待させておきながら、それだけかよっ(爆)
単なる市井の人情時代劇なら、今回の内容で十分なんですが
一応「痛快時代劇」なんでねー。やっぱ、ちょっとねー。
まあ、11話もあれば、こういう回もあるかなあということですね。
それから、磐音が長屋の井戸で顔を洗うシーン。
柄杓が井戸に落っこちてしまったんですが
あれ、何でNGにしなかったのかなー。
あの瞬間、役者さんが素にかえってしまったような気がして残念でした。
こういう細かいところ、私は気になっちゃうんですよね、A型なんで(関係ないか)
それからもう一つ。
山本くんの演技がどうというより、これは演出上の問題だと思うのですが
お兼さんとの間柄を長屋の女性陣に誤解されて冷たくされるところや
金兵衛さんが彼女を住まわせたのがいけないのじゃないかと
磐音が金兵衛さんに言うくだり。
磐音さんの反応がちょっ真面目過ぎるというか、
「迷惑」という文字が顔に浮かんで眉間にシワが寄りすぎというか。
山本くんも雑誌で語っているように、
坂崎磐音イコール「ドラゴンボール」の悟空なんだと思うんですよ。
実際、原作でも磐音さんはかなりの「天然ボケ」キャラなわけで。
だからこそ、あそこはもう少し困りながらも、
何が何だかよく分からんけど、まあいいかという鷹揚な雰囲気を出してほしいし
金兵衛さんに対して言う
「それがし、えらい迷惑を被っております」
も笑いながら冗談めかすぐらいで言って欲しかったかなー。
ちょっと意外だったのが、お兼役の吉野紗耶香ちゃん。
彼女のこと誤解していて、もっとアイドルアイドルした演技をするのかと思っていたのに
意外にしっかりした時代劇の演技をしていたのでびっくり。
それから、原作でのお兼さんのイメージが頭にあったので
もっと色っぽいくて大人っぽい女優さんを使えばいいのに・・・と思っていたのですが
なんの、なんの!なかなか「男好きする」雰囲気が出ていて、
でも、実は内面に悩みを持つ母親の顔もあってと、非常に好感が持てました。
そういえば、
品川さんと磐音さんがおまんじゅうやせんべいをほおばるシーンがありましたが
由蔵さんは仲間に入れてもらえないのかな(笑)
原作では由蔵さんが甘い物に目がなくて
それに磐音さんが付き合うという感じなんですが、
それが結構ほのぼのしてて好きなシーンなんだけどなー。
さーて、来週もハンカチ必至ですね。
そしてあと5回かあ。。。早いなあ。
しかし、まだまだ大きな展開が残ってるし、
それをどう最終回まで持って行くのかすごく楽しみでもあり。