国立競技場ジョギング教室 |
国立競技場ジョギング教室で長年教えられていた平野厚先生(←この情報は1998年当時のものです)がおやめになられたようで。ちょっと寂しいです。
サッカーで「コクリツ」と呼ばれている、千駄ヶ谷の国立霧が丘競技場には
一般市民が利用できるトレーニングセンター(略してトレセン)のさまざまなプログラムがあって
試合やイベントのない日の夜、この400メートルトラックと芝生は
週に2回行われるジョギング教室のために解放されるのです。
10数年前、ジョギング好きな友人に誘われて
初めて、ここの「平野教室」に通い始めてから
私は、この平野先生の大ファンになりました。。。
そして、この先生が繰り返し言う言葉は、
運動音痴で、マラソンに不安を持っていた私にとって、どんなに励みになったことでしょう。。。
特に目からウロコだった、これらの言葉は
この先も絶対に忘れない、私にとってのマラソン練習の基本理念です。
①・・・距離で走ってはいけない。時間で走りなさい。
(例えば、3キロ走ろうとか、この公園を一周しようなどと距離を決めてしまうと、人間というのはできるだけ早くゴールへ到達しようと、ゼーゼーしながら走ってしまう。でも、これは体に負担がくるし楽しくない。反対に、2時間とにかく走ろうと決めて、2時間たったら、そこがどこであろうと、パタッと走るのをやめること。こうすると、自然に走ることに集中できるし、自分に一番合ったペースを保つことができて、走ることが自然に楽しくなってくる)
②・・・ロング・スロー・ディスタンス。ゆっくりしゃべりながら、できるだけ長く走れるスピードを保つ。
(LSDの基本。ゼーゼーするほどのジョギングは、体に負担がきて、効率よい有酸素運動とはいえない)
③・・・自分に合ったフォームで。
(自分が生まれてからこのかた、ずっとそうしてきたのだから、それがその人にとっての自然なフォーム。エリートランナーなら正しいフォームで走ることが大事だけど、一般ランナーなら、あまり意識せずに楽しく走ることが大事)
平野先生のその後の活動、何か分かったら、ぜひ、ここでも紹介していきたいと思います。
ところで
「国立競技場」のジョギング教室自体は、まだ継続しているようですが
もしこれからマラソンに挑戦してみたいという方がいらっしゃったら
ぜひ、ここの教室はおすすめですヨ。
料金も安いし、70代のお年寄りから、体の切れ上がった(笑)バリバリのランナーまで
いろんな方が仕事帰りにここへ集結して、
それぞれの体力にあったコースで分かりやすく楽しい講習をしっかり受けられます。
(今も講師をされている内山先生の教室も人気が高いです)
もちろん、みんなマラソン完走や記録更新が目的なので、
よくありがちなスポーツクラブの単なるマダムの溜まり場(苦笑)の雰囲気じゃなくて
いい意味でとてもいい刺激をもらえますし、
一人で来ている人も多いので友人もできやすいし、
情報交換ついでに帰りにビールでも飲もう!なんてことにも。
それにここには、そんじょそこらのスポーツクラブもびっくりの
(7年前ですが)きれいで大きなロッカールームと、大きなお風呂があるのです!(サスガは国立ですから)
そして何より、あの「国立」のフィールドを走れるは、めちゃくちゃいい気分ですし~。