ドラマ:のだめカンタービレ 第5話 |
1話、2話ぐらいまでは小ネタやギャグ満載で視聴者の心は掴んだけれど
やっぱり、のだめの本当の良さは、それだけじゃないのさっ!っていうことで
やっと私の求めるドラマ性が表に出てきました~。
これこそ、真の「のだめ」。私、今回は好きだわ。
今までは千秋が、のだめをはじめ、周りの人間に影響されて成長するんだけど
この辺り(漫画だと、4巻、5巻あたりから)からは逆に
成長した千秋を目の当たりにしたのだめが
千秋の踏み込んでいった世界に自分もついて行こうと必死にのたうち回るんだよね。
その大事な転換期に入ったわけです。
原作は、もう、この辺からドップリのめり込むところ。これからがいいところなんだよな。
ただし今回は、「テレビ的」な派手な演出は少なめだったので、その辺を期待した人には残念ながら期待はずれだったかもね。
それに視聴率的にも落ちたかも。でも、私はこういう展開は嬉しい~!
確かにテレビ的な見せ場としては地味だし、評価しづらいとは思うけど
ギャグやCGオンパレードのテレビ的映像的な演出中心にこのまま後半通すか、
それとも、きっちりストーリーに重点を置く演出にこだわるか、
どちらをこの回で選ぶかが、このドラマの行く方向を決めるように思う。
どっちが最終的にいいのかは私には分からないけれど、
笑いやスピーディな展開も残しつつ、あえて、その上で原作のストーリーの深さをドラマ仕立てにしっかりつくってくれたスタッフには感謝です~。
ただし、ついつい原作という名の色眼鏡でドラマを常に見ている自分がいて
正直、ちょっとつらいなあ。
もし、原作を読んでいなかったら、今日のドラマ、どう思ったかなあ。もしかしたら、話の見えづらい回だったかもしれませんね。
それから・・・・ご、ごめんなさ~い!マイナス面も。
ラプソディ・イン・ブルーのピアニカ編。ビッグバンド風。。。
個人的には期待はずれでした。。。
決して服部先生の編曲が悪いとは思わないけど、魅せる映像に対して音がついていってないと感じました。
最初の導入部分と前半は良かったのに、
後半のバイオリンがズラッと並ぶところからかな、
映像上は大所帯のビッグバンドなのに、聞こえてくる音が軽いっていうのかな、
生演奏を聞いているような臨場感が伝わってこなかったんです。
曲のスピードも、気のせいか、エンディングバージョンよりモッサリ気味だったし。
音をはめ込んで、カラ演奏してるなあ・・・っていうのが見えて興ざめでした。
だから、「悪いがトリはオレ様だ」って云う千秋のセリフまでの盛り上がりがイマイチだったし、
先週のロックなベト7の二番煎じみたいになってしまって、感動も薄れちゃいました。
残念ながら、ここは原作の漫画のほうが、音がなくても音が聞こえてくるような描写で、ずっと迫力があるなあ。私はそう思いましたね。
すごく好きな場面なのに残念。。。。
それに比べてAオケのラフマニノフはすばらしかった~!
そして来週は、Aオケのコンミス、清良ちゃんが、やっとストーリーの中心に出てきそう。(ま、本来は、まだ出てこないキャラなんですけどね・・・っていうか、黒木くん、出てくるのか?)
★細かいギャグ、原作のネタをテレビ用にちょっとずつ脚色してるんでしょうけど、笑いがすべってませんか?私は笑えない。
★評論家の佐久間氏・・・原作とは全く正反対のキャラですね。ま、これはこれでテレビ的には分かりやすいベタなキャスティングということでいいか。ミッチー、好きだしね。
★キスの真相・・・・すみません、先週の話をぶり返しますけど。のだめが、寝ている千秋のほっぺにキスしたところ。あれって、原作もそうだったんですね。私、原作のほうは口にしてたと勘違いしてました。。。
★ラフマニノフの演奏の玉木くん、色っぽかった~。
「純情きらり」の福士くんもそうだけど、男性のピアノ姿は3割マシぐらい男を上げますネ。
だけど、ラフマニノフ2番は、あれだけではもったいない~!
でも、ドラマとしては、あれが限度だよね・・・。
★竹中さん、最初はうざいと思ったけど、最後になって、ミルヒーの真の姿をうまく演じてくれました。凄く良かった。
★そうそう、ラフマニノフ、ピアノだけの音って、初めて聴いたわ。
★大河内くん、Sオケに加わったあと、いきなり本番で指揮してる映像じゃなくて、みんなと交流するところ、ちょっとでいいから入れて欲しかったな。
★のだめの衣装。原作になるべく似た服をセレクトしているようで、いつもカワイイです。
しかし!今回のニットの編み込みの赤い上下の服は違和感あり。カワイイし、樹理ちゃんには似合ってるけど、スカートのシルエットが、のだめのイメージじゃあないんだよな。
ほかに後ほど気が付いたらまた書きます。