2006年 09月 06日
映画レビュー:日本沈没 |
昔、父の部屋の本棚から
こっそり借りて読んだものです。
ノベルサイズの本というのが
子供ながらに、
大人の世界を覗いてるようでドキドキしたものです。
それからドラマも
あのころは
20時に就寝しなければならなかったので
襖の間から
こっそり覗いて観てました。
いやあ・・・由美かおるが色っぽかったなあ・・・
村野タケノリも役にはまってた。
で
今回の「日本沈没」。
内容的には
ハリウッドの「アルマゲドン」とか
地球外生物が地球を破滅させる・・・
っていうのと変わらない内容です、なんら(笑)
ただし
違うのは
日本人や、地震をいつも身近に感じてる人にとっては
いつ、自分の身に起こるか分からない
リアル感です。
それがハリウッドものとは
全く違ったです。
CGのクオリティの高さが
実際に「地震のコワサ」を知っている
観客の感情と相まって
さらに高さを増してました。
津波の場面や
地面が沈んでいくところは
本当に恐かった・・・
それだけに
ハリウッド調の恋愛ストーリーが余計だったような。
昔、小説やドラマで観た「日本沈没」の
恋愛ストーリーの絡め方は
もっとリアルで
人間ドラマそのもだったのに
今回の恋愛ストーリーは
絡め方が中途半端で綺麗すぎて
浮いてました。
それから
レスキュー隊員の柴崎コウ。
あり得ないでしょ。
あんな細腕で、人を助けるなんて。
ハリウッドでは
まずキャスティングされたら
その役柄に合わせて体型から作り直すと聞いてます。
所詮、
日本の女優さんの意気込みってこんなもの。
日本の映画の質ってこんなもの。
・・・ちょっと興ざめでしたね。
ここから
ちょっとネタバレに近いことを書きます。
映画の後半で
いよいよ
一般市民が海外脱出していくのですが
その飛行機や大型船も尽きます。
そしてしまいには
自衛隊用のタグボードのようなものに
一般人がひしめき合って
海の上を何隻も漂って日本の地を離れるのですが、
そのとき、政府関係者のような人が
「北朝鮮、韓国からは上陸拒否されております。上陸した場合には厳重に処罰されます」
みたいなことを叫んでるシーンがありました。
ちょっとぞくっとしました。
今、現在の日本のアジア外交の仕方では
こういうことがあってもおかしくないわけです。
そして最後には
アメリカにも裏切られてしまいます・・・・
「日本」という国土がなくなったとき・・・・
日本っていったい何なのだろう。
世界の中の日本人って、どういう人たちなのだろう。
これから
日本が世界にしなければいけない
本当に大事なことは何なのだろう。。。
他国の難民を拒絶している場合なのか。
小さな領有地を巡って争っていることに何の意味があるのか。
そういうことを問い掛けられているようで
胸が痛かったです。
そういう意味では
非常に
深いメッセージを持った
心に残る映画だと思います。
それだけに(何回もしつこいですが・・・)
恋愛シーンが退屈で
その結果
全体の印象が間延びした感じになってしまったのが
残念でなりません。
こっそり借りて読んだものです。
ノベルサイズの本というのが
子供ながらに、
大人の世界を覗いてるようでドキドキしたものです。
それからドラマも
あのころは
20時に就寝しなければならなかったので
襖の間から
こっそり覗いて観てました。
いやあ・・・由美かおるが色っぽかったなあ・・・
村野タケノリも役にはまってた。
で
今回の「日本沈没」。
内容的には
ハリウッドの「アルマゲドン」とか
地球外生物が地球を破滅させる・・・
っていうのと変わらない内容です、なんら(笑)
ただし
違うのは
日本人や、地震をいつも身近に感じてる人にとっては
いつ、自分の身に起こるか分からない
リアル感です。
それがハリウッドものとは
全く違ったです。
CGのクオリティの高さが
実際に「地震のコワサ」を知っている
観客の感情と相まって
さらに高さを増してました。
津波の場面や
地面が沈んでいくところは
本当に恐かった・・・
それだけに
ハリウッド調の恋愛ストーリーが余計だったような。
昔、小説やドラマで観た「日本沈没」の
恋愛ストーリーの絡め方は
もっとリアルで
人間ドラマそのもだったのに
今回の恋愛ストーリーは
絡め方が中途半端で綺麗すぎて
浮いてました。
それから
レスキュー隊員の柴崎コウ。
あり得ないでしょ。
あんな細腕で、人を助けるなんて。
ハリウッドでは
まずキャスティングされたら
その役柄に合わせて体型から作り直すと聞いてます。
所詮、
日本の女優さんの意気込みってこんなもの。
日本の映画の質ってこんなもの。
・・・ちょっと興ざめでしたね。
ここから
ちょっとネタバレに近いことを書きます。
映画の後半で
いよいよ
一般市民が海外脱出していくのですが
その飛行機や大型船も尽きます。
そしてしまいには
自衛隊用のタグボードのようなものに
一般人がひしめき合って
海の上を何隻も漂って日本の地を離れるのですが、
そのとき、政府関係者のような人が
「北朝鮮、韓国からは上陸拒否されております。上陸した場合には厳重に処罰されます」
みたいなことを叫んでるシーンがありました。
ちょっとぞくっとしました。
今、現在の日本のアジア外交の仕方では
こういうことがあってもおかしくないわけです。
そして最後には
アメリカにも裏切られてしまいます・・・・
「日本」という国土がなくなったとき・・・・
日本っていったい何なのだろう。
世界の中の日本人って、どういう人たちなのだろう。
これから
日本が世界にしなければいけない
本当に大事なことは何なのだろう。。。
他国の難民を拒絶している場合なのか。
小さな領有地を巡って争っていることに何の意味があるのか。
そういうことを問い掛けられているようで
胸が痛かったです。
そういう意味では
非常に
深いメッセージを持った
心に残る映画だと思います。
それだけに(何回もしつこいですが・・・)
恋愛シーンが退屈で
その結果
全体の印象が間延びした感じになってしまったのが
残念でなりません。
by nekodeko_51
| 2006-09-06 10:24
| 映画レビュー